東洋医学では、内臓の「肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓」の五藏と、感情の「怒り、喜び、悩み、悲しみ、恐れ」の五情は、直接関係があると捉えます。
我々が持っている「喜怒悲哀楽」の5つの感情のバランスが取れている状態であれば「心肝脾肺腎」の内臓機能も正常に働きます。
もしこの感情のバランスが崩れた状態になると、直接各臓器に影響を及ぼし、色々な不調が生じやすくなります。
こういった症状に心当たりがある方には、漢和アロマの「五情シリーズ」をお勧めします。
この五情シリーズは、内臓と感情のバランスに働きかける5つの漢和アロマです。
今回は「悲しみの感情と肺の関係、そして悲しみのアロマ」についてご説明します。
深い悲しみが呼吸を乱す
肺は、呼吸器免疫系に関連しています。
呼吸を通じてエネルギーである気を全身に巡らせ、不要な気を排出するといった重要な働きをしています。
そのため、不調が表れると、息苦しさや鼻詰まり、アレルギー性鼻炎、花粉、気管支炎、喘息といった症状が起こります。
また、肺は悲しみの感情と密接な関係があります。
悲しみの感情やマイナス思考などは、自身で調節できる範囲であれば支障がでませんが、限度を超えてしまうと心身のバランスを崩してしまいます。
この時に症状が出やすいのが、呼吸器系です。
深い悲しみによりに肺に症状が出ることを、東洋医学では過悲傷肺(かひしょうはい)といいます。
使用方法は、一般的なアロマと同様で、直接塗って経皮吸収する方法と、呼吸によって吸引する方法の2通りです。
マスクに垂らして吸引しても有効ですので、お悩みの方はこのアロマで心身ともに元気になりましょう。